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研究紹介

人間共存ロボットに関する研究

人間共存ロボットTWENDY-ONE

「安全・安心」「巧みさ」といった基本機能に着目して人間共存ロボットTWENDY-ONEを開発しました.現在は,高齢者への介助を支援したり,人と一緒に料理を行うことを目標とし,関節ばねやカバー表面の柔軟素材による機械的な柔らかさをキーとした動作計画・協調制御系の研究を進めています.

ロボットの知能・学習・コミュニケーションに関する研究

情緒交流ロボットWAMOEBA

ロボットに心を持たせたい,という大きなテーマの下,心の情緒的側面とコミュニケーション機能に着目したアプローチから研究を行っております.ロボットに生物の基本的行動原理である「自己保存の原則」を適用することで,ロボット自身の身体性に基づいた情動表出機能の実装を行っております.

カスタマイズ可能なコミュニケーションロボットWEAR

ロボットの社会進出において,ユーザの趣向の反映と,ロボットの機能維持という時には相反する側面を両立するための方策を研究しています.WEARはユーザがカスタマイズしながらコミュニケーションするという,全く新しいコンセプトから生まれた研究プラットフォームロボットです.

ロボットのための認知・学習メカニズム

複雑な環境の中で動くロボットにおいては,自らの経験に基づいて学習することは非常に重要な能力です.本プロジェクトではロボットが持つセンサ入力やモータ指令情報を学習することにより,様々な認知的能力を獲得するしくみを開発することを目指して研究を行っています.

最適な機械動作の計画・実行

計算機により機械動作を最適化して,最短時間動作や最小エネルギー動作などを計画できれば,機械作成コストや機械運用コストが大きく削減できます.本プロジェクトでは,任意に与えられた運動方程式から最適動作を計算するソルバを作成しています.

実用的なロボットの研究

森林作業支援ロボットシステム

森林班では、森林内作業を支援するメカトロニクスの研究開発に取り組んでいます。現在、安全に樹木を切り倒す事のできる伐倒マニピュレータシステムの開発を行っています。またこれまでにWoodyというロボットを開発しています。このロボットは、枝をよけて、曲木にも登り、高所で枝打ちなどの作業を行う事ができます。Woodyは、2005年の愛・地球博に出展しました。

生活支援ための車椅子ロボット

車椅子利用者の日常生活支援を目的として,車椅子にロボットアームを搭載し,インターフェースや知的操作支援技術の開発により、「床に落ちたものを拾う」「机の上にある飲み物を口元に運ぶ」「ドアを開ける」「顔を掻く」などの作業の支援を目指しています.

いちご収穫ロボット

いちご農園における作業の自動化および軽労化を目的として研究を行っております.開発したいちご収穫ロボットは,カメラでいちご果実を認識し,果柄を切断・把持することによって,いちごを収穫していきます.近年では農園全体の作業プロセスの軽労化にも着目して研究を行っております.

ロボットのためのポジショニング

移動を伴うサービスロボットにおいて,自己位置を推定することは非常に重要な機能と言えます.本プロジェクトでは,GPS互換の屋内送信機を用い,屋内外をシームレスに数cm~数10cmレベルで測位することを目指し研究を行なっています.

その他プロジェクト(岩田研究室との共同研究)

知能化建設ロボット

災害復旧や分別解体などより高度で複雑な作業への適用を目的とした次世代建設作業ロボットに関する研究を行っています.オペレータの操作支援など実際に役に立つ知能化マンマシンインタフェース技術の開発をハード・ソフトの両側面から取り組んでいます.

脳卒中リハのための知覚支援RT

脳卒中片麻痺患者は国内だけでも136万人にのぼります.本研究では,片麻痺患者の失われた感覚情報を健常側の触覚を介してバイオフィードバックする装置の開発を起点に,工学や脳科学が密に融合した次世代型認知神経リハビリテーションの実現を目指します.

遠隔救命支援のためのポータブル超音波診療RTシステム

内出血を呈した患者にとって,その出血を迅速かつ正確に特定することが救命のファーストステップとして重要となります.本研究では,救急搬送車内において内出血患者のために運用できる,ポータブルな診断システムの構築を目指し研究を行っております.



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